【Vポイント経済圏】Vポイント経済圏の始め方と攻略方法を徹底解説

Vポイント経済圏とは

Vポイント経済圏とは、三井住友カードが提供するポイントプログラム「Vポイント」を活用した消費者向けの経済圏を指します。クレジットカードの利用や提携点での購入などさまざまな活動を通じて「Vポイント」を獲得することのができます。それらのポイントを活用して日常の買い物やサービスを利用しお得に楽しむことができます。

主な特徴は大きく分けて3つです。

3つの特徴

  • 獲得方法が豊富:クレジットカード利用やアプリ、各種キャンペーン子育てポイントを獲得できます。
  • ポイントの有効期限:Vポイントは通常2年間の有効期限があります。
  • 利用方法が豊富:獲得したポイントは、オンラインや実店舗での商品購入、競合ポイントへの交換、またはキャッシュバックとして利用できます。

こんなひとにおすすめ

Vポイント経済圏の利用がお勧めな人は以下の特徴に当てはまる人です。

おすすめする人の特徴

  • SBI証券をメインの証券口座として検討している人
  • 三井住友銀行または住信SBIネット銀行を利用している人
  • 三井住友カードまたはOlive系のクレジットカードを利用

SBI証券をメインの証券口座として検討している人

SBI証券は積立NISA利用時にVポイントが貯まる証券口座です。
近年多くの人が積立NISAをどこの証券会社で行うべきかを悩んでいるひとが多くいらっしゃいます。

すでにどこかの経済圏に所属している場合には、その経済圏に合った金融サービスを構築していくことをお勧めしていますが、基本的にはVポイント経済圏または楽天経済圏を利用することを推奨しています。

三井住友銀行または住信SBIネット銀行を利用している人

三井住友銀行および住信SBIネット銀行は、SBI証券での積立NISAを推奨しています。
上記証券口座を利用しながら、最適なクレカ積立は一般的に三井住友カードまたはOliveでのクレカ積立を利用することで、Vポイントを貯めながら資産を増やしていくことができます。

三井住友カードまたはOlive系のクレジットカードを利用

Vポイントを貯めながらクレジットカードを使用していくことを考えた場合、すでに三井住友カードまたはOlive系のクレジットカードはほぼ必須となります。

上記のクレジットカードを使用している場合には、変える必要は特にないので、既存サービスを構築利用しながら自らの経済圏を構築していくことが必要になります。

Vポイントの活用方法

 Vポイントの活用方法は大きく分けて5つです。

5つのVポイント活用方法

  • チャージして使う
  • お支払い金額にキャッシュバックする
  • 銀行のサービスに使う
  • 景品や他社ポイントに交換する
  • Vポイント投資に利用する

チャージして使う

VポイントPayアプリを利用すれば、貯まったVポイントをチャージすることで1ポイント1円分として普段のお買い物のお支払いに使えます。iOS・ Android™ ともに、iD加盟店やVisaのタッチ決済対応加盟店の店頭でのお支払い、さらにVisa加盟店でのネットショッピングでも利用可能です。

また、VポイントPayアプリの残高が足りない場合、クレジットカードや銀行口座からもチャージできるので便利です。

お支払い金額にキャッシュバックする

貯めたVポイントをクレジットカードのお支払い金額にキャッシュバック(充当)できます。お支払い金額に応じて貯まるポイントには、キャッシュバック充当分も含まれるのでお得です。

使い方は、Vpassアプリからキャッシュバックにポイント交換のお申し込み後、お持ちのクレジットカードをご利用いただくことで毎月のお支払い金額に充当されます。なお、キャッシュバックの対象ポイントは、VポイントのほかANAマイレージからも交換できます。

銀行のサービスに使う

三井住友銀行の口座をお持ちの方は、Vポイントを銀行の振込手数料に充てることもできます。SMBCダイレクトでの振り込み時に「ポイントで割引」をお選びください。

景品や他社ポイントに交換する

貯めたVポイントを、景品やギフトカード、他社ポイントへの交換のほか、マイレージ移行もできます。詳しく見ていきましょう。

Vポイント投資に利用する

「Vポイント投資」では、貯まったVポイントを1ポイント1円分として、SBI証券の投資信託(金額指定買付、積立買付)、国内株式(現物)買付の購入に利用できます。Vポイントを100ポイント以上保有していれば、現金を使わず手軽に投資を始められます。
また、Vポイントで投資信託、株式を購入した場合でも、分配金や配当金、売却代金は現金として口座に入金されます。

クレジットカード利用などで貯まったVポイントを利用してVポイント投資を始めるには、以下の登録をする必要があります。

Vポイントを貯める4つの方法

Vポイントを貯める方法はさまざまありますが、効率的な方法について大きく、4つ紹介いたします。

Vポイントをためる4つの方法

  • Vポイント提携店で2重取り
  • 提携店で大幅キャッシュパック:最大7%
  • クレカ積立
  • 家族登録で最大5%還元

Vポイント提携店で2重取り

Vポイント経済圏を最大限に活用するためには、Vポイント提携店での「2重取り」が欠かせません。これは、対象店舗でVポイントが貯まる決済方法を利用することで、店舗独自のポイントとVポイントを同時に獲得できる仕組みです。

例えば、ファミリーマートでは、三井住友カード(NL)をVisaのタッチ決済で支払うと最大5%還元が適用されます。さらに、ファミペイに紐づけることで、ファミペイボーナスも獲得可能です。その他、すき家やマクドナルドなどのVポイント提携店でも、カード決済やアプリ利用を組み合わせることで、効率的にポイントを貯められます。日常の買い物で2重取りを意識し、Vポイントの恩恵を最大化しましょう。

提携店で大幅キャッシュパック:最大7%

Vポイント経済圏では、三井住友カード(NL)を活用することで、対象店舗で最大7%のポイント還元を受けられます。この高還元率を実現するためには、Visaのタッチ決済またはMastercardコンタクトレスを利用することがポイントです。

例えば、セブン-イレブン・ファミリーマート・ローソン・マクドナルドなどの提携店では、通常のクレジット決済よりも高い還元率が適用されます

クレカ積立

Vポイント経済圏を活用するなら、クレカ積立を利用して効率的にポイントを貯めるのが重要です。特に、SBI証券の「三井住友カード×投資信託のクレカ積立」は、Vポイントを貯める強力な手段の一つです。

具体的には、三井住友カード ゴールド(NL)なら1.0%還元通常のNLカードでも0.5%還元を受けながら、毎月最大5万円まで投資信託を購入可能。年間60万円の積立で最大6,000ポイント獲得できる計算になります。貯まったVポイントは、支払いに充当したり、さらに投資に回したりすることも可能。長期的に資産形成しながらVポイントも貯める、まさに一石二鳥の攻略法です。

家族登録で最大5%還元

Vポイント経済圏をさらに強化する方法として、家族登録を活用したポイント還元があります。三井住友カード(NL)では、家族ポイント制度を利用することで、対象店舗での還元率を最大**5%**まで引き上げることが可能です。

この仕組みは、家族カードを発行する必要がなく、最大5人まで家族登録できるのが特徴。家族全員が対象店舗でVisaのタッチ決済を利用すると、還元率が上がり、たとえば通常2%還元の店舗でも、家族3人が登録していれば4%還元、5人なら5%還元になります。

日常の支出を家族で協力しながら効率的にVポイントを貯められるため、Vポイント経済圏の活用を考えるなら、ぜひ家族登録を活用しましょう。

他の経済圏との比較

Vポイント経済圏を、楽天経済圏・docomo経済圏を比較した表は以下の通りです。

項目Vポイント経済圏楽天経済圏docomo経済圏
ポイントVポイント楽天ポイントdポイント
銀行三井住友銀行楽天銀行三菱UFJ銀行
証券口座SBI証券楽天証券マネックス証券
クレジットカードOlive フレキシブルペイ楽天カードdカード

【Vポイント経済圏】提携している銀行

提携することでVポイントを貯めることができる銀行は3つです。

Vポイントが貯まる3つの銀行

  • 三井住友銀行
  • 住信SBIネット銀行
  • スルガ銀行

三井住友銀行

項目内容
銀行名住信SBIネット銀行
経済圏Vポイント経済圏
金利普通預金金利:0.100〜0.110%
定期預金金利:0.125〜0.400%
住宅ローン金利:0.479%〜
手数料振込手数料:77円(3万円未満) 77円(3万円以上)
※手数料無料回数:1〜20回
ATM手数料:(入金) 330円 (出金) 330円
※手数料無料回数:2回〜無制限
提携ATM・ゆうちょ銀行
・セブンATM
・イーネットATM
・ローソンATM
・イオンATM

住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスが共同出資するネット銀行です。実店舗を持たず、低コストで高金利の預金や手数料無料の振込を提供。SBI証券との連携でハイブリッド預金が利用可能。AI審査の住宅ローンやスマホ完結の口座開設も特徴。Visaデビット機能付きキャッシュカードを発行し、利便性が高い。デジタルバンクとして、アプリでの資産管理や外貨預金、住宅ローンなど幅広い金融サービスを展開。

住信SBIネット銀行

項目内容
銀行名住信SBIネット銀行
経済圏Vポイント経済圏
金利普通預金金利:0.100〜0.110%
定期預金金利:0.125〜0.400%
住宅ローン金利:0.479%〜
手数料振込手数料:77円(3万円未満) 77円(3万円以上)
※手数料無料回数:1〜20回
ATM手数料:(入金) 330円 (出金) 330円
※手数料無料回数:2回〜無制限
提携ATM・ゆうちょ銀行
・セブンATM
・イーネットATM
・ローソンATM
・イオンATM

SBI住信ネット銀行は、SBIホールディングスと三井住友信託銀行が共同出資し、2007年に設立されたネット専業銀行です。実店舗を持たず、インターネットを通じた金融サービスを提供し、利便性の高い住宅ローンや外貨預金、デビットカードなどが強みです。特に、住宅ローンは低金利で人気があり、ネット銀行ならではの手続きの簡便さも特徴です。また、SBI証券との連携による資産運用の利便性も高く評価されています。2023年には東京証券取引所に上場し、さらなる成長を目指しています。フィンテックとの連携も積極的に進め、デジタルバンクとしての地位を確立しています。

スルガ銀行

項目内容
銀行名スルガ銀行
経済圏Vポイント経済圏
金利普通預金金利:0.100〜0.110%
定期預金金利:0.125〜0.400%
住宅ローン金利:0.479%〜
手数料振込手数料:77円(3万円未満) 77円(3万円以上)
※手数料無料回数:1〜20回
ATM手数料:(入金) 330円 (出金) 330円
※手数料無料回数:2回〜無制限
提携ATM・ゆうちょ銀行
・セブンATM
・イーネットATM
・ローソンATM
・イオンATM

スルガ銀行は、1895年に創業した静岡県沼津市に本店を置く地方銀行です。個人向け融資に強みを持ち、特にアパートローンやフリーローンに積極的に取り組んできました。しかし、2018年には不正融資問題(シェアハウス投資への過剰融資)が発覚し、経営が大きく揺らぎました。その後、経営改革を進め、コンプライアンスの強化や不良債権処理を実施。現在はデジタルバンク戦略を推進し、新たな収益基盤の確立を目指しています。独自の金融商品やFinTechとの提携を通じて、地方銀行の枠を超えたビジネスモデルを模索しています。

【Vポイント経済圏】提携しているクレジットカード

Vポイントが貯まる3つのクレカ

  • 三井住友銀行
  • 住信SBIネット銀行
  • スルガ銀行

Olive フレキシブルペイ

Oliveフレキシブルペイは、三井住友銀行が提供する「Oliveアカウント」に紐づいた多機能カードです。このカードは、クレジットカード、デビットカード、ポイント払いの機能を1枚で兼ね備えており、ユーザーのライフスタイルに合わせた柔軟な支払い方法を提供します。特に、特定の条件を満たすことで最大15%のポイント還元が可能であり、日常の買い物やサービス利用で高い還元率を実現できます。また、カードのランクは一般、ゴールド、プラチナプリファードの3種類があり、利用状況や目的に応じて選択できます。ただし、iDでの支払い時にはデビットモードとなるなど、利用時には注意が必要な点もあります。詳細は公式サイトで確認してください。

三井住友カード(NL)

三井住友カード(NL)は、カード表面に番号や署名欄がないナンバーレスデザインを採用し、セキュリティを強化したクレジットカードです。カード情報は専用アプリ「Vpass」で確認でき、スマートフォンでの管理が容易です。年会費は永年無料で、利用金額200円(税込)ごとに1ポイントのVポイントが貯まります。さらに、対象のコンビニや飲食店でスマホのタッチ決済を利用すると、最大7%のポイント還元が受けられます。また、最高2,000万円の海外旅行傷害保険が付帯しており、旅行時も安心です。即時発行にも対応しており、最短5分でカード番号が発行され、オンラインショッピングやスマホ決済にすぐ利用できます。詳細は公式サイトをご確認ください。

Vポイント カード

Vポイントカードは、全国の提携店舗やインターネットで利用できる共通ポイントカードです。貯まったVポイントは1ポイント=1円として、提携先での支払いに充当できます。カードの種類は、スマートフォンで即時発行可能な「モバイルVカード」、お気に入りのデザインを選べる「キャラクターデザインのVポイントカード」、そしてクレジット機能付きの「三井住友カード(NL)」などがあります。特に三井住友カード(NL)は、年会費が永年無料で、対象のコンビニや飲食店でのスマホ決済で最大7%のポイント還元が受けられるなど、日常の買い物で効率的にポイントを貯めることができます。詳細は公式サイトでご確認ください。

APLAS CARD

アプラスカードは、SBI新生銀行グループの株式会社アプラスが提供する多彩なクレジットカードの総称です。アプラスは、1956年に創業し、2009年に設立された信販会社で、ショッピングクレジットやオートクレジット、クレジットカード事業などを展開しています。アプラスカードは、安心・便利・お得をコンセプトに、豊富な種類のカードを取り揃えており、ユーザーのライフスタイルに合わせて選択できます。また、万が一の不正利用の早期発見に役立つ「カードご利用あんしんメール」など、セキュリティ面でも充実したサービスを提供しています。詳細は公式サイトでご確認ください。

【Vポイント経済圏】提携している証券口座は?

Vポイントが貯まる証券口座は以下の2つです。

Vポイントが貯まる3つのクレカ

  • SBI証券
  • SMBC日興証券

SBI証券

SMBC日興証券

【Vポイント経済圏】組み合わせ

ここまでVポイント経済圏において、連携が可能なサービスについて紹介してきましたが、
「結局どこのサービスを組み合わせればいいか、わからない」そんな方に向けて、もっとも一般的な組み合わせを紹介いたします。

Vポイントが貯まる3つのクレカ

  • 銀行:三井住友銀行
  • 証券口座:SBI証券
  • クレジットカード:Oliveフレキシブルペイ

Vポイントは三井住友銀行が発行していることもあり、三井住友系列のサービスで固めることで手堅く、ポイント貯めることができます。

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