「dカードとdカードゴールド、どちらを選ぶべきか迷っている」そんな悩みを抱えていませんか?
年会費無料のdカードと、年会費11,000円(税込)のdカードゴールド。一見すると年会費無料のdカードの方がお得に見えますが、実はゴールドカード保有者の約63%が年収400万円未満という調査結果があり、ゴールドカードは思っているより身近な存在になっています。
特にドコモユーザーであれば、dカードゴールドの最大10%ポイント還元により、年会費以上のメリットを得られる可能性が高いのです。本記事では、両カードの違いを年会費・還元率・特典の観点から徹底比較し、あなたのライフスタイルに最適な1枚を選ぶための判断基準を明確にお伝えします。
目次
dカードとdカードゴールドの基本スペック比較

年会費の大きな違い
dカードとdカードゴールドの最も大きな違いは年会費です。
dカードは永年無料で保有できるのに対し、dカードゴールドは**年会費11,000円(税込)**が必要です。しかし、この差額に見合うだけの特典が用意されているのがdカードゴールドの特徴です。
ポイント還元率は基本同じ1%
両カードとも基本的なポイント還元率は**1%**で同じです。100円(税込)の利用につき1ポイントが貯まります。
ただし、ドコモユーザーの場合は大きな差が生まれます。dカードゴールドなら、ドコモケータイやドコモ光の利用料金に対して**最大10%**のポイント還元を受けられるのです。
申込条件と対象年齢の違い
申込条件にも違いがあります。
- dカード:満18歳以上(高校生を除く)
- dカードゴールド:満20歳以上で安定した継続収入が必要
また、国際ブランドの選択肢も異なり、dカードはVISA/Mastercardの2種類、dカードゴールドはこれらに加えてJCBも選択可能です。
年間利用額特典はゴールドのみ
dカードゴールドには年間利用額特典があり、年間100万円以上の利用で10,000円相当の特典が進呈されます。これにより、実質的な年会費は1,000円程度まで下がります。
審査基準と対象年収の実態

ゴールドカードは意外と身近な存在
「ゴールドカードは高収入者向け」というイメージがありますが、実際のデータは異なります。
2024年の調査によると、ゴールドカード保有者の約63%が年収400万円未満という結果が出ています。これはゴールドカードの大衆化が進んでいることを示しています。
審査で重視される要素
審査では年収だけでなく、以下の要素も重要視されます。
- 勤続年数(1年以上が目安)
- 雇用形態の安定性
- 他社カードの返済履歴
- 携帯料金の支払い状況
特に、過去の支払い遅延がないことは審査通過の重要なポイントです。フリーランスやパートの方でも、安定した収入と良好な信用情報があれば、dカードゴールドの取得は十分可能です。
特典・サービスの違いを徹底比較

年間利用額特典で年会費が実質無料に
dカードゴールドの最大の魅力は年間利用額特典です。
年間100万円以上(月平均約8.3万円)の利用で10,000円相当の特典が進呈されるため、年会費11,000円から差し引くと実質1,000円で保有できます。年間200万円以上なら20,000円相当となり、年会費以上のメリットが得られます。
ドコモ料金の還元率が10倍に
ドコモユーザーにとって最も魅力的なのが、携帯料金とドコモ光利用料金の最大10%還元です。
例えば、月額10,000円のドコモ料金を支払っている場合:
- dカード:100ポイント/月(年間1,200ポイント)
- dカードゴールド:1,000ポイント/月(年間12,000ポイント)
この差額だけで年会費以上のポイントを獲得できます。
旅行関連サービスの充実度
dカードゴールドは旅行関連の特典も充実しています。
空港ラウンジ
- 国内主要空港のラウンジが無料利用可能
- 海外でも一部空港ラウンジが利用可能
旅行保険
- 海外旅行傷害保険:最大1億円(自動付帯)
- 国内旅行傷害保険:最大5,000万円
dカードの場合、29歳以下のみ海外旅行保険が付帯(最大2,000万円)となっており、保険内容に大きな差があります。
dカードケータイ補償の違い
スマートフォンの故障・紛失時の補償内容も異なります。
- dカード:購入から1年間、最大5万円
- dカードゴールド:購入から3年間、最大10万円
高額なスマートフォンを利用している方にとって、この補償の差は大きなメリットとなります。
利用シーン別のお得度比較

日常利用での還元率
コンビニやスーパーでの日常的な買い物では、基本還元率は両カードとも1%で同じです。
ただし、dカードゴールドの場合、dポイントカード提示とd払いを組み合わせることで、ポイントの二重取りが可能になり、実質2%程度の還元率を実現できます。
ネットショッピングでの差
大手ECサイトでの買い物では、dカードゴールドの方が有利です。
Amazon・楽天市場での還元率
- dカード:基本1%
- dカードゴールド:最大3%(特別還元率適用時)
年間50万円以上ネットショッピングをする方なら、この差額だけで年会費の半分以上を回収できます。
旅行時の特典活用
年に数回以上旅行する方なら、dカードゴールドの特典が大きく活きてきます。
空港ラウンジの利用料金は通常1回1,000円程度かかるため、年11回以上利用すれば年会費相当分の価値があります。また、充実した旅行保険により、別途旅行保険に加入する必要がなくなるメリットもあります。
どちらがおすすめ?選び方の決め手

年間利用額で判断する
まず最初に確認すべきは年間のカード利用額です。
年間100万円以上利用する方は、10,000円相当の特典でdカードゴールドの年会費がほぼ相殺されます。月平均8.3万円以上カードを利用しているなら、ゴールドを選ぶメリットが大きいでしょう。
ドコモユーザーかどうかが最重要
ドコモユーザーであれば、dカードゴールド一択と言っても過言ではありません。
携帯料金とドコモ光の利用料金が最大10%還元になるため、月額料金が11,000円以上なら年会費以上のポイントが貯まります。家族でドコモを利用している場合は、さらにメリットが大きくなります。
ライフステージで選ぶ
年代やライフスタイルによっても最適なカードは変わります。
20代の方
- まずはdカードから始めるのがおすすめ
- 年会費無料でクレジットカードの利用に慣れる
30代以降の方
- 収入が安定し、カード利用額が増える傾向
- 家族の携帯料金もまとめて支払うならゴールドが有利
コスパ重視なら3つの基準
以下の3つのうち、2つ以上当てはまればdカードゴールドがお得です。
- 年間100万円以上カードを利用する
- ドコモユーザーである(月額1万円以上)
- 年3回以上旅行する(特に海外旅行)
まとめ:あなたに最適なdカードを選ぼう

dカードとdカードゴールドの違いを様々な角度から比較してきました。
年会費無料のdカードは、初めてクレジットカードを持つ方や、カード利用額が少ない方に最適です。一方、dカードゴールドは年会費11,000円がかかりますが、ドコモユーザーなら最大10%還元、年間利用額特典、充実した旅行サービスなど、年会費以上の価値を提供してくれます。
特に、ドコモユーザーで年間100万円以上カードを利用する方なら、dカードゴールドを選ぶことで実質的にお得になる可能性が高いでしょう。まずは自分の利用状況を振り返り、この記事で紹介した基準に照らし合わせて、最適な1枚を選んでください。
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